0. まず全体の流れをつかもう
やることは大きく 8 ステップ。前半(1〜4)が「準備」、後半(5〜8)が「実際に使う」です。すでに Claude のアカウントとアプリを持っている人は、ステップ 5 から読んでも大丈夫です。
Claude のアカウントを作る
- ブラウザ(Safari や Chrome)で https://claude.ai を開きます。
- 「Google で続ける」か「メールアドレスで続ける」を選びます。
メールの場合は、届いた ログイン用コード(数字) を入力してログインする方式です。パスワードを決める画面はありません。 - ログインできたら、いったんチャット画面が出ることを確認しておきましょう。
| プラン | 料金(米ドル) | Code タブ |
|---|---|---|
| Free(無料) | $0 | ✕ 使えない(Chat のみ) |
| Pro | 月 $20(年払いなら月 $17 相当) | ○ 初心者はまずこれ |
| Max | 月 $100 〜 | ○ たくさん使う人向け(Pro の 5 倍〜20 倍の使用量) |
料金は 2026 年 9 月時点の公式料金ページの表記です。開発者向けに API(Claude Console)の従量課金で使う方法もありますが、初心者は Pro で十分です。
アプリをダウンロードする
- ブラウザで https://claude.ai/download を開きます。
- 自分のパソコンに合わせて Mac 用 か Windows 用 のダウンロードボタンを押します。
- ダウンロードが終わるまで待ちます(通常は「ダウンロード」フォルダに保存されます)。
| パソコン | 対応バージョン | メモ |
|---|---|---|
| Mac | macOS 13(Ventura)以降 | Intel でも Apple シリコン(M1〜)でも同じファイルで OK。2026 年 9 月 8 日の更新から 13 以降が必須になりました(ヘルプ記事の「11 以降」は古い記載) |
| Windows | Windows 10 以降 | 通常は「x64」版。Snapdragon 搭載などの ARM 版 Windows なら「arm64」版。Microsoft Store 版もあります |
Linux 版(ベータ)もありますが、このガイドでは Mac と Windows を前提に説明します。
インストールする
Mac の場合
- ダウンロードした
Claude.dmgをダブルクリックします。 - 開いた窓の中で、Claude のアイコンを「Applications」フォルダのアイコンにドラッグして放します(コピーが始まります)。
ドラッグせずにアイコンをダブルクリックしてしまっても大丈夫。「アプリケーションフォルダに移動しますか?」と聞かれるので 「移動」 を押せば同じ結果になります。 - Finder の「アプリケーション」フォルダ(または Launchpad)から Claude をダブルクリックして起動します。
- 「インターネットからダウンロードされたアプリです。開いてもよろしいですか?」と出たら 「開く」 を押します。
Windows の場合
- ダウンロードした
Claude-Setup.exe(名前は多少違うことがあります)をダブルクリックします。 - 「この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」などの確認が出たら 「はい」 を押します。
- インストールは自動で進み、終わると Claude が起動します。次回からは スタートメニュー の「Claude」から起動できます。
アプリにログインする
- Claude アプリを起動すると、ログイン画面が出ます。
- ステップ 1 と同じ方法(Google または メールアドレス)でログインします。メールの場合は届いたコードを入力します。
- ログインすると、ブラウザ版とそっくりなチャット画面が表示されます。これで準備完了です。
アプリの「Code」タブを開く
アプリの画面の 上の中央 に、「Chat(チャット)」「Cowork」「Code」 という 3 つの切り替えタブがあります。「Code」 を押すと、Claude Code の画面に切り替わります。
初めて開くときは、簡単な案内(はじめ方の説明)が表示されることがあります。内容を読んで進めてください。Claude Code 本体はアプリに含まれているので、Node.js などの別のソフトを追加でインストールする必要はありません。
「オンラインでサインインしてください」→ ブラウザが開くので claude.ai にサインインし、終わったら アプリを起動し直します。
作業フォルダを選ぶ
Claude Code は「選んだフォルダの中」で作業します。だから最初に、どのフォルダで作業させるかを決めます。
claude-test のような名前で 新しい空のフォルダ を作って、それを選びましょう。大事な書類が入っているフォルダ(「書類」全体など)を選ばなければ、失敗しても困りません。- デスクトップで右クリック →「新規フォルダ」(Windows は「新規作成」→「フォルダー」)。名前を
claude-testにします。 - アプリの Code タブで、「環境」の選択が出たら 「ローカル(Local)」 を選びます。「Cloud」「SSH」「WSL」という選択肢も並びますが、これは上級者向け。「ローカル」=「今使っているこのパソコンで作業する」という意味です。
- 「フォルダを選択(Select folder)」を押します。
- デスクトップ →
claude-testを選んで「開く」を押します。 - 「〜 を信頼してコードセッションを開始しますか?」 と聞かれたら、フォルダ名が自分で作ったものであることを確かめて 「信頼する」 を押します。
最初のお願いをしてみる
入力欄に、やってほしいことを 日本語で 書いて送ります。最初はこの 2 つを順番に送ってみてください。
- 入力欄に文章を打ち込み、Enter(または送信ボタン)で送ります。改行したいときは Shift+Enter。
- Claude が「何をするか」を説明しながら作業を始めます。途中で 「〜してもよいですか?」という許可の確認 が出たら、内容を読んで「許可」を押します。
- 「完成しました」のようなメッセージが出たら終了です。1〜3 分ほどかかります。
「承認しますか?」「許可しますか?」が出たら
Claude Code は、ファイルを作る・書き換える・コマンド(パソコンへの命令)を実行する前に、あなたに確認を取ります。これが安全の仕組みです。確認が出るかどうかは、次に説明する「モード」で決まります。
「モード」は 4 種類。最初は Manual がおすすめ
入力欄の近くにある「モード」の切り替えで、確認の細かさを変えられます。
| モード | 何が起きる? | こんなときに |
|---|---|---|
| Manual(手動) | 変更のたびに内容(差分)を見せて、承認/却下を聞いてくれる | 最初はこれ |
| Accept edits(編集を自動承認) | ファイルの編集は自動で進む。あとから「+12 −1」のような表示を押せば変更を確認できる | 慣れてきたら |
| Auto(自動) | 基本は自動で進み、危なそうな操作だけ裏でチェックして止める | 作業を任せたいとき |
| Plan(計画) | ファイルは触らず、「どう進めるか」の案だけを出す | 大きな作業の前に |
| Bypass permissions(権限バイパス) | 確認なしで全部実行する上級者向けの設定。設定画面で有効にしないと出てこない | 初心者は使わない |
できたものを確認する
- デスクトップの
claude-testフォルダを開くと、index.htmlというファイルができています。 - それを ダブルクリック すると、ブラウザで自己紹介ページが開きます。
- 直したいところがあれば、アプリに戻って「背景を水色にして」「写真を入れる場所を追加して」などと続けてお願いします。何度でも修正できます。
- アプリの「Code」タブが開けた
- 自分で作ったフォルダを選べた
- お願いを送って、許可の確認に答えられた
- フォルダにファイルができて、ブラウザで開けた
画面の見かたと、よく使う操作
| 記号 | 名前 | 何をするところ? |
|---|---|---|
| A | タブ(Chat / Cowork / Code) | 「Code」が Claude Code。ふつうのおしゃべりは「Chat」に戻れば OK。 |
| B | セッション一覧 | 会話の履歴。「+ New session」(Mac ⌘+N/Windows Ctrl+N)で新しいセッションを始める。別の作業を始めるときは新しいセッションにするのがコツ。 |
| C | 会話エリア | Claude の説明や進み具合が表示される。「何をしたか」がここでわかる。 |
| D | 入力欄 | お願いを書くところ。Enter で送信、Shift+Enter で改行。 |
| E | モード/モデル/停止 | 「モード」は確認の細かさ(Manual / Accept edits / Auto / Plan)、「モデル」は Claude の頭脳の種類(迷ったらそのまま。途中で変えても OK)、「停止」で途中で止められる。 |
| F | 変更の表示(+12 −1)/ターミナル | Claude がどのファイルをどう変えたか(差分)を確認できる。ターミナル(Ctrl+`)は文字で命令する画面で、見なくても使えます。 |
覚えておくと便利な 5 つの操作
- 途中で止める:「停止」ボタン(または Esc)。止めてから「やっぱり〇〇にして」と言い直せます。
- やり直してもらう:「さっきの変更を元に戻して」と頼めば戻してくれます。
- 新しい作業を始める:「+ 新しいセッション」。前の話と混ざらず、動きも軽くなります。
- フォルダを変える:新しいセッションを作るときに別のフォルダを選びます。
- 日本語で返してほしい:英語が混じったら「日本語で説明して」と一言。
慣れてきたら試したい便利機能
- ブラウザプレビュー:作った Web ページをアプリの中の画面でそのまま表示できます(Mac ⌘+Shift+B/Windows Ctrl+Shift+B)。
- ファイルや画像を渡す:入力欄に
@ファイル名と打つとそのファイルを見てもらえます。画像や PDF は「+」ボタンから添付、またはドラッグ&ドロップ。 - スラッシュコマンド:入力欄に
/と打つ(または「+」→「Slash commands」)と、便利な命令の一覧が出ます。 - Review code:変更を見る画面の「Review code」を押すと、Claude が自分の変更を見直して改善点を提案します。
- 複数セッションの並行作業:「+」でセッションを増やせば、別々の作業を同時に進められます。
- スケジュール実行:「毎朝〇〇をチェック」のように、決まった時間に自動で作業させられます。
- スマホから続きを指示(Remote Control):パソコンで動いている作業に、外出先のスマホから指示を出せます。
次に試したい「お願い」の例
困ったときは(よくある質問)
「Code」タブが表示されない/押しても始まらない
①アプリを最新版に更新(アプリのメニューからアップデートを確認)。②プランが Pro 以上か確認(claude.ai の設定 → プラン)。③いったんログアウトして再ログイン。④それでもダメならアプリを終了して起動し直してください。Windows で「Git が必要です」と出る場合はアプリが古いので、更新すれば不要になります(2026 年 9 月 2 日以降のバージョン)。
「Git」に関する表示が出た(「Git リポジトリではありません」など)
Git(ギット)は「ファイルの変更履歴を記録する仕組み」です。練習用フォルダなら、Git の初期化を「する」を選んでも「しない」を選んでも作業はできます。迷ったら「初期化する」を選ぶと、あとで「元に戻す」がしやすくなります。
「使用量の上限に達しました」と出た
プランごとに使える量に上限があります(5 時間ごとに回復する枠と、有料プランでは週ごとの枠)。チャットと Code タブは同じ枠を使います。表示されている時刻まで待つと回復します。残りは claude.ai の「設定 → 使用状況」で確認できます。たくさん使う場合は上位のプラン(Max など)を検討してください。
「403」や「認証エラー」と出て Code タブが使えない
公式の対処法は「いったんサインアウトして、サインインし直す」「有料プランが有効か確認する」「インターネット接続を確認する」の 3 つです。
「Failed to load session(セッションを読み込めません)」と出た
選んだフォルダが移動・削除されていないか確認してください。フォルダを作り直して、新しいセッションで選び直せば直ります。
英語で返事が来る
「日本語で答えてください」と送れば以降は日本語になります。最初のあいさつ(ステップ 7 の 1 通目)を送っておくと防げます。
知らないうちにファイルが変わっていた/消えていた
Claude Code は選んだフォルダの中だけを操作します。「さっきの変更を元に戻して」と頼めば戻せることが多いです。大事なファイルのあるフォルダは選ばず、練習用フォルダで使うのが安全です。
「許可しますか?」が多くて面倒
慣れてきたら、入力欄近くの「モード」から確認の回数が少ない設定に変えられます。ただし最初は標準のままがおすすめです。
途中で止まってしまった/固まった
「停止」を押してから、もう一度短めのお願いを送ってみてください。それでも動かないときは新しいセッションを作り直します。
ログインし直したい・別のアカウントに切り替えたい
アプリの設定(自分の名前やアイコンのメニュー)からログアウトできます。Code タブの入力欄に /login と打って送ると、そのままアカウントを切り替えることもできます。
アプリの更新はどうやる? バージョンはどこで見る?
Mac も Windows も、アプリを起動したときに自動で更新されます。バージョンは Mac:メニューバーの「Claude」→「About Claude」、Windows:「Help」→「About」で確認できます。うまく更新されないときは claude.ai/download から最新版を入れ直せば OK です(ログイン情報や履歴は残ります)。
スマホでも使える?
作業はパソコンのアプリで行います。スマホの Claude アプリはチャット用で、Claude Code の作業はできません(パソコンで動かしている作業を、スマホから続けて指示する機能はあります)。まずはパソコンで慣れましょう。
用語ミニ辞典
- Claude Code
- アプリの「Code」タブで使える、ファイル作成や修正などの作業をしてくれる Claude。
- セッション
- 1 つの会話のまとまり。話題が変わったら新しいセッションを作る。
- 作業フォルダ
- Claude Code が作業する場所。ここに入っていないファイルは見えない・触れない。
- プロンプト
- Claude へのお願い(指示)の文章のこと。日本語で OK。
- 許可(パーミッション)
- ファイル操作やコマンド実行の前に出る確認。内容を見て「許可」か「許可しない」を選ぶ。
- モード
- 許可の確認をどのくらい細かく出すかの設定。最初は標準のままで。
- モデル
- Claude の頭脳の種類(Opus・Sonnet など)。迷ったら初期設定のままで大丈夫。
- 差分(diff)
- ファイルの「変更前」と「変更後」の違い。どこを変えたかを確認できる。
- ターミナル
- 文字でパソコンに命令する画面。Claude が代わりに操作してくれるので、見なくても使える。
- Git(ギット)
- ファイルの変更履歴を記録する仕組み。Claude Code が裏で使うことがあるが、ふつうに始めるだけなら入れなくてよい。
- ローカル
- 「今使っているこのパソコン」のこと。環境の選択では「ローカル」を選ぶ。
- index.html
- Web ページのファイル。ダブルクリックするとブラウザで開ける。